ニュース 金融 作成日:2016年1月30日_記事番号:T00061803
生保大手、富邦人寿保険は29日、中国・大連市を拠点とする国有コングロマリット、遼寧成大に最大14億人民元(約260億円)を出資することを董事会で決議した。30日付経済日報が報じた。
富邦人寿と遼寧成大は先ごろ、中国損保5位の中華聯合保険控股に共同出資しており、今後協力関係を拡大するのではないかとの憶測を呼んでいる。
富邦人寿は今回の出資について、「遼寧成大は金融、医療などの分野で経営状態が良好で、安定した収益を上げている。出資は単純な財務的投資だ」と説明し、中華聯合保険控股への出資との関係を否定した。
遼寧成大は現在、貿易、農業副産物の買い付け、化学肥料、医薬品、住宅賃貸、倉庫などの事業を手掛けるほか、中国の証券大手、広発証券の2位株主となっている。
南京紫金との生保合弁撤回
一方、富邦人寿は中国の南京紫金投資集団と合弁で設立を計画していた生保会社「富邦紫金人寿」について、2011年3月に中国保険監督管理委員会(保監会)に設立申請を行って以降、現在まで認可が下りないため、計画を断念することを決めた。
富邦人寿は「中国の生保市場を諦めたわけではなく、将来的に別の合弁パートナーを探し、積極的に投資機会を模索していく」と説明した。
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