ニュース 食品 作成日:2016年1月30日_記事番号:T00061806
頂新国際集団傘下の食品大手、味全食品工業は29日の董事会で、同社がそれぞれ約34%を出資するUCC上島珈琲の台湾法人、優仕咖啡および優味企業の持ち株をシンガポールのUCCアジア・パシフィックに売却することを決議した。同社による出資引き揚げは、スーパーマーケットの松青超市(マツセイ)、中国茶の王徳伝茶荘園に続き3例目となる。30日付経済日報が報じた。
味全とUCCの提携は、頂新集団が味全に出資する以前の1985年に合弁で優仕咖啡を設立して以来、30年以上に及ぶ。なお優味企業はコーヒショップ「上島咖啡店」3店舗の運営を手掛けている。
頂新集団の不正食用油事件で無罪判決が出たことに反発した消費者による不買運動などで業績が低迷する中、味全は食の安全や生産ライン更新に対する投資が必須の状況となっており、資金的圧力が高まっていることから、重要度の低い事業からの出資引き揚げに迫られている。
さらに今後も、カルビーと合弁で設立した「台北カルビー食品」の持ち株をすべてカルビーに譲渡するとみられる。
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