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長春集団創業者、鄭信義氏が死去


ニュース 石油・化学 作成日:2016年2月1日_記事番号:T00061830

長春集団創業者、鄭信義氏が死去

 石油化学大手、長春集団(CCPG)は30日、グループ創業者の1人で副総裁の鄭信義氏が28日、病気のため死去したと発表した。89歳だった。31日付中国時報が伝えた。

 長春集団は、戦後まもなく、鄭信義、廖銘昆、林書鴻の3氏によって設立され、台湾で台塑集団(台湾プラスチックグループ)に次ぐ石油化学メーカーに成長した。創業者のうち、廖銘昆、鄭信義の両氏が亡くなったが、同社は創業者3人の子孫による共同経営体制が維持されている。

 同社は「会社は既に第2世代に引き継がれており、経営には影響はない」とコメントした。同社は2014年に経営の中枢として総管理処を新設し、董事長には廖銘昆氏の息子、廖龍星氏が就任している。鄭信義氏の死去に伴い、副総裁の後任は当面置かない。

 長春集団は非上場で、創業者一族の資産は明らかになっていないが、それぞれ400億台湾元(約1,400億円)を超える資産を保有しているとされ、鄭信義氏は「影の台湾富豪」4位に選ばれたことがある。