ニュース 運輸 作成日:2016年2月2日_記事番号:T00061856
中国人旅行客の台湾での乗り継ぎが1日から試験的に解禁され、江西省南昌市、重慶市、雲南省昆明市の3都市から桃園国際空港を経由し、第三国に向かえるようになったが、中台間で十分な調整が整わないまま、中国側が解禁に踏み切っていたことが明らかになった。2日付自由時報が伝えた。
第1陣の乗り継ぎ客2人(右3、4)は1日午後にバンコクへ到着。中華航空(チャイナエアライン)タイ支社の劉雅川総経理(右2)の歓迎を受けた(1日=中央社)
初日の乗り継ぎ客は8人だったが、解禁までの舞台裏では台湾側が終始受け身の状態だった。台湾側の対中窓口機関、海峡交流基金会(海基会)関係者は「詳細はまだ合意に至っていなかったが、1日午前に中国側に確認した上で、解禁を発表した」と語った。
海基会によれば、1月16日に台湾総統選などが終了後、中国側の海峡両岸関係協会(海協会)とは交渉会合が開かれず、文書のやりとりにとどまっていたという。双方は「入境せず、審査せず、証印押さず」という原則では一致していたが、実施時期については未定だった。
中国側は1月28日に桃園空港の旅客処理能力、搭乗便遅延時の対応などについて文書で台湾側に照会し、台湾側は宿泊には申請が必要だと回答したが、申請方式など詳細について、台湾側はまだ回答していなかった。
行政院大陸委員会(陸委会)は、1日から実施されることを把握していたと説明しているが、海基会には実施前夜までに中国側から正式な通知が一切なく、中台の足並みが乱れた乗り継ぎ解禁となった。
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