ニュース 社会 作成日:2016年2月3日_記事番号:T00061873
台湾鉄路(台鉄)の東部幹線で乗車券の買い占めが社会問題化する中、内政部警政署鉄路警察局はこのほど、花東玉石博物館(花蓮県新城郷)が従業員とその家族の身分証350枚を利用し、自動プログラムで乗車券を不正に大量予約していたとして、従業員6人を鉄路法違反などの疑いで書類送検した。過去1年に予約した乗車券は約7万8,000枚に上った。3日付自由時報が伝えた。
インターネットユーザーからは、「問題を放置していた台鉄も共犯」などと批判の声が上がった(2日=中央社)
満席のはずの列車に空席が目立ったとする市民の通報をきっかけとして、犯行が明るみに出た。花東玉石博物館は呉俊立元台東県長の姉が経営する施設で、不正大量予約は中国人観光客に博物館を訪れてもらうのが狙いだった。
不正に予約されていたのは、蘇澳(宜蘭県)~新城(花蓮県)間の乗車券で、捜査関係者は「春節(旧正月)期間の予約も大量に含まれており、花蓮、台東方面への帰省客に影響を与えるほか、公平正義の原則にも反する」と悪質性を指摘した。
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