ニュース 機械 作成日:2016年2月3日_記事番号:T00061891
工作機械業界は、昨年連結売上高がほぼ軒並み減少し、今年支給する春節ボーナス(年終奨金)は1~4カ月分と、前年と同水準かやや下回る。春節(旧正月、2016年は2月8日)連休は、高鋒工業(kafo)が10日から一部生産を開始する以外は、各社は6~14日の9日間、生産ラインを停止する計画だ。3日付工商時報が報じた。
昨年の減収は、台湾元の対米ドル下落率が日本円や韓国ウォンより小さく、日本や韓国メーカーに受注を奪われたことや、中国の経済成長鈍化が主な理由だ。
上銀科技(ハイウィン・テクノロジーズ)は、課長級以上や業務主管の春節ボーナスが6~12カ月、生産ライン担当者や事務職は1~4カ月と、前年同水準だ。程泰機械(グッドウェイ・マシン)も前年と同じ3カ月、亜崴機電(AWEA)は1.5~2.5カ月。
台中精機廠(ビクター台中・マシナリー・ワークス)は昨年10%の減収で、春節ボーナスは40日と前年の43日より減らす。高鋒工業は昨年連結売上高が前年比3.02%減の20億3,200万台湾元(約73億円)で、春節ボーナスは1.5カ月と前年の2カ月より少ない。台湾滝沢科技は昨年連結売上高が11.58%減の28億400万元で、春節ボーナスは前年の3.5カ月より少ない見通しだ。
一方、福裕実業は昨年売上高が22億1,400万元で前年比10.47%減少したが、土地や工場棟の売却益1億4,600万元があった。同社主管は、グラインダー(研削盤)などを中心に受注が3億元と、4月まで見通しが立っており、春節ボーナス1カ月に1人当たり3,000元を上乗せ支給すると話した。
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