ＩＣ設計大手、瑞昱半導体（リアルテック・セミコンダクター）は２日、世界初の高集積・最小の自動車用イーサネットベースのカメラ用ＳｏＣ（システムオンチップ）ソリューション、RTL9020AAを発表した。同社は、自律走行システムの世界需要が増加する中、RTL9020AAは完全な自動車用イーサネットソリューションだと説明した。
RTL9020AAは、▽画像処理プロセッサー（ＩＳＰ）▽魚眼カメラキャリブレーション▽動画圧縮（MJPEG／H.264）▽イーサネットＭＡＣオーディオ・ビデオ・ブリッジング（ＡＶＢ）▽100BASE−T1PHY──などカメラモジュールに必要な全ての機能を統合している。主な用途はリアビュー（後方確認用）や全周囲俯瞰カメラシステム（360度）など。100BASE−T１規格は、次世代自動車において主流の高速ネットワークプロトコルになると期待されている。
