ニュース 商業・サービス 作成日:2016年2月4日_記事番号:T00061910
円山大飯店(グランドホテル)の労働組合はこのほど、春節(旧正月、今年は2月8日)シーズンの勤務に対し、出勤日数にかかわらず経営側が特別手当を一律500台湾元(約1,800円)しか支給しないのは労使協定の一方的な変更だと非難。提訴するとともに7〜10日は法に従って休暇を取得すると表明した。4日付自由時報が報じた。
労組の張挙成理事長は、労使協定では春節期間、出勤者は基本給の2倍以上を受け取れると規定されているが、経営側は2013年に突然、支給条件を変更した上、労組の抗議を無視してきたため、提訴に踏み切らざるを得なくなったと説明した。
これに対し円山大飯店の蒋祖雄総経理は、「当社はグループ全体としては赤字状態に陥っており、過去の協定に照らして春節期間の出勤者に2〜3倍の給与を支払うことはできない」と説明。1997年に協定内容の破棄を通知し、その後改めて期間中の勤務条件について規定を設けており、労組の訴えは既に台北地方法院の一審で棄却されていると指摘した。
なお春節期間中の運営については、既に対策を講じており、利用客が不利益を被ることはないと強調した。
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