ニュース その他分野 作成日:2016年2月5日_記事番号:T00061928
労働部労工保険局(労保局)は4日、労工保険基金(厚生年金基金に相当)が3年ごとにまとめている精算報告の初稿を発表した。それによると、現行制度を維持した場合、同基金は2018年から支出超過の赤字状態となり、27年に破産することが分かった。5日付工商時報が伝えた。
破産時期は3年前の前回予測と同じだったが、将来的な年金給付を負債と見なして計算する潜在的負債は1兆5,300億台湾元(約5兆3,800億円)増えて8兆3,600億元となり、年金改革は民進党新政権の喫緊の課題となりそうだ。
また、長期的な収支バランスを確保するための平衡保険料率は27.3%で、現在の保険料率9%を大幅に上回ったが、3年前に比べ0.54ポイント低下した。労保基金の収益率が上昇したことを受け、今回の精算では収益率を前回より0.5ポイント高い年3.5%に設定したためだ。それでも収支回復には程遠いのが現実だ。
このほか、労工保険の保険料算定の基礎となる投保薪資(標準報酬月額)の上昇率を示す投保薪資調整率は年1.4%で、賃金の低い伸びを反映し、3年前の1.5%を下回った。
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