ニュース 運輸 作成日:2016年2月5日_記事番号:T00061932
台湾の公共交通機関には▽高齢者▽妊婦▽身体障害者▽児童──などを対象とするシート「博愛座」が設けられているが、同シートそばに掲示された説明には上記4項目のみが記述されているため、外見からは見分けにくい疾病や傷害を抱えた市民が誤解を恐れて座りにくいとの指摘が上がっている。このため台湾鉄路(台鉄)は「優先席」に名称を変更し、より広い範囲の市民が利用しやすいよう配慮する方針だ。早ければ5月に導入される。5日付聯合報が報じた。
「博愛座」については先ごろ、新北市八里区のウオーターパーク、八仙水上楽園で起きた爆発事故でやけどを負った若い女性の被害者が患部を隠した状態で同シートに座っていたところ、誤解した男性に大声でののしられるというトラブルが発生し、議論を呼んだ。また妊娠初期の女性も同様に席を譲るよう叱責され、その様子がインターネットに拡散されて、ネットユーザーから攻撃されるケースもあった。
こうした中、台鉄は「自分より必要とする者に席を譲る」という原則の下で運用する「優先席」に変更すると説明した。
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