ニュース 石油・化学 作成日:2016年2月15日_記事番号:T00061958
台塑集団(台湾プラスチックグループ)主要4社の1月売上高は1,019億9,300万台湾元(約3,500億円)で、前月比9.1%減、前年同月比15.6%減となった。原油価格の下落に加え、川下メーカーが春節(旧正月)連休前に生産量調整のため発注を控えたことが影響した。6日付工商時報などが報じた。
各社の1月売上高は、▽台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス、台塑)、141億5,800万元(前月比4.7%減、前年同月比16.6%減)▽南亜塑膠工業(ナンヤ・プラスチックス、南亜プラ)、211億4,900万元(前月比2.9%減、前年同月比22.6%減)▽台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)、246億3,000万元(前月比5.9%減、前年同月比8.6%減)▽台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル、台塑化)420億5,600万元(前月比14.8%減、前年同月比15.1%減)──だった。
台塑は減収理由について、ドバイ市場で原油が22.6%、エチレンが7.4%下落したことを受けて、ポリ塩化ビニル(PVC)やポリエチレン(PE)などの製品価格を引き下げたこと、およびエチレン酢酸ビニル共重合樹脂(EVA)工場の定期点検、中国の製靴メーカーが1月中旬から早めに春節休暇に入ったことによる需要減少を挙げた。
しかし、春節後には生産量も盛り返すとの予測の下、原油価格が安定すれば通年の売上高では昨年並みか、小幅ながら成長すると見込んでいる。
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