ニュース 電子 作成日:2016年2月15日_記事番号:T00061960
液晶パネル景気が低迷する中、液晶パネル大手2社は今年、前年比3〜4割の設備投資拡大を計画している。友達光電(AUO)は前年比34.73%増の450億台湾元(約1,550億円)、群創光電(イノラックス)は前年比42.85%増の350億元の予定だ。15日付工商時報が報じた。
AUOは、主に中国・江蘇省昆山市の第6世代LTPS(低温ポリシリコン)パネル生産ラインと中部科学工業園区(中科)后里園区の第8.5世代生産ラインに充てる方針だ。なお、昨年の設備投資額は334億元で、第4四半期が赤字に転じて以降、新工場への投資を縮小するなどしたとみられ、予定の400億元を下回った。未実行の一部は今年に先送りとなった。
一方、イノラックスは、高雄・路竹工場の第6世代LTPS生産ラインの他、下半期から来年第1四半期にかけて8.6世代ラインに投資する。また、技術力の向上、生産ラインの自動化にも充てる予定だ。
AUOとイノラックスは業界景気の低迷を受けて在庫削減に取り組んでおり、昨年第4四半期はAUOは前期比16.5%減の317億9,600万元、イノラックスは前期比13.97%減の301億9,700万元まで減らした。
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