ニュース 電子 作成日:2016年2月15日_記事番号:T00061964
昨年末、半導体サプライチェーンの在庫消化が順調に進んだことから、ファウンドリー大手、聯華電子(UMC)は同年11月以降、生産量が目に見えて増加しており、例年の非需要期に当たる今年第1四半期の出荷量は前期比横ばいを維持する見通しだ。15日付工商時報が報じた。
UMCは今年、28ナノメートル製造プロセス製品の受注獲得に全力を挙げており、既に大口顧客のクアルコムからの受注増が実現したほか、瑞昱半導体(リアルテック・セミコンダクター)や聯発科技(メディアテック)からの新規受注も獲得しており、今年は前年を上回る業績が期待できそうだ。
UMCの昨年第4四半期連結売上高は前期比4.2%減の338億5,000万台湾元(約1,160億円)と予測を上回る業績を記録。今年1月は前月比12.5%増の120億700万元とこちらも市場予測を上回った。
なおUMCはこのほど、半導体の知的財産(IP)大手、英ARMとの提携を拡大し、28ナノHPCUプロセスにARMのArtisanフィジカルIPプラットフォームおよび最適化パック(POP)IPが利用可能となった。これによりUMCにとって28ナノプロセス採用のスマートフォン向けプロセッサー受注に有利となるとみられる。
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