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台湾中部大地震で倒壊の東星大楼、1階に進出店舗なし


ニュース 社会 作成日:2016年2月16日_記事番号:T00061975

台湾中部大地震で倒壊の東星大楼、1階に進出店舗なし

 台湾南部地震で維冠金龍大楼が倒壊して住民114人が死亡した事故は、1999年の台湾中部大地震で台北市内で唯一倒壊し、87人が死亡した東星大楼(松山区)を思い起こさせた。同ビルは10年後の09年に地上14階、地下2階で再建されたが、自由時報の記者が15日に足を運んだところ、1階の商業スペースには長い間進出する業者がなく、寒々とした状態だったことが分かった。しかし、雑貨品店が近く進出するとのことで、同日人材募集の広告が壁に貼られた。同紙が16日付で報じた。

 東星大楼の倒壊事故では、住民170人が建設会社を相手取り計28億1,000万台湾元(約97億4,000万円)の集団損害賠償訴訟を起こし、最高法院が14年に、建設を請け負った鴻固営造の実際の責任者である謝隆盛氏らに対し利息を含め3億3,000万元の支払いを命じた。しかし、鴻固営造は実態のないペーパーカンパニーに近く、原告らは依然支払いを受けていない。