ニュース 金融 作成日:2016年2月16日_記事番号:T00061984
春節(旧正月)連休中に急激な円高が進んだことを受け、銀行では顧客による円売りが相次ぎ、円売り注文が円買い注文の2.5倍に達する状況となっている。背景には輸出業者が円高による為替差益を確定するため、円売り注文を出していることがあるとみられる。これほど円売りが先行する状況は過去2年になかった。16日付工商時報が伝えた。
連休明けの15日、ある大手銀行では単一顧客から1億5,000万円の円売り注文が舞い込んだという。
市場関係者は「これまで企業は米ドルや人民元で為替差益を狙うケースが多かったが、企業は日本円にも対象を広げていることが見て取れる」と指摘した。
15日の為替市場では、台湾元が前営業日比で一時0.519元上昇する場面があり、企業、個人投資家を問わず、米ドルを買い増す注文も殺到した。市場関係者は「米ドルに対する先高観が強いことの表れだ」と評した。
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