ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

ASUS、15年12%減益【図】


ニュース 電子 作成日:2016年2月16日_記事番号:T00061995

ASUS、15年12%減益【図】

 華碩電脳(ASUS)が15日発表したブランド事業の2015年純利益は前年比12.2%減の171億台湾元(約590億円)で、08年に和碩聯合科技(ペガトロン)を分社して以降で2番目の低水準だった。中国、ロシア、ブラジルなど新興国の通貨安により為替差損が22億元に上った。16日付工商時報が報じた。

 同社のブランド事業の昨年売上高は前年比0.1%増の4,365億2,000万元だった。営業利益は1.2%減の200億5,000万元、営業利益率は0.1ポイント下落し4.6%だった。

 同社の昨年のノートパソコン出荷台数は前年比5%減の1,930万台で、目標の2,000万台に届かなかった。一方、東南アジア、インド、ブラジルで「ZenFone2」の販売が好調で、スマートフォン出荷台数は141%増の2,050万台だった。

 同社のノートPC事業は、競合の東芝が3月にも北米市場から撤退した場合、受注が増えるとみられている。今年のスマホ出荷目標は3,000万台で、世界10位入りを目指す。