ニュース 石油・化学 作成日:2016年2月17日_記事番号:T00062012
スチレンモノマー(SM)大手の台湾苯乙烯工業(台湾スチレンモノマー)で、現董事長の林文淵氏と大株主の孫鉄漢氏による経営権争いが起きている。17日付蘋果日報が報じた。
議決権の約15%を掌握した孫氏に対し、林氏は過去に中国鋼鉄(CSC)董事長を歴任した際に培った南部人脈で約13%の議決権を確保。4月1日に予定される臨時株主総会に向け、株式の名義書換停止まで残り10日足らずとなる中、土壇場まで両者のつばぜり合いが続く見通しだ。
臨時株主総会では、董事9人、監察人3人の改選が行われる。孫、林両陣営が争って株式の追加取得を進めた結果、台湾スチレンモノマーの株価は過去2カ月で43%も上昇した。
台湾スチレンモノマーでは、張鍾潜元董事長が証券アナリストの孫氏に株式を売却後、現経営陣に反対する株主を招き入れたことから、経営権争いが本格化した。孫氏にはその後、「天籟温泉会館」の株式取得などに絡む会社資産横領の疑いが浮上した。
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