市場調査会社、集邦科技（トレンドフォース）が16日発表した統計によると、華碩電脳（ＡＳＵＳ）は2015年ノートパソコン出荷台数シェアが10.31％（前年比0.69ポイント下落）で、アップルの10.34％（1.04ポイント上昇）に抜かれて世界５位に転落した。アップルがＡＳＵＳを抜いたのは初めて。17日付経済日報などが報じた。
統計によると、昨年のノートＰＣ世界出荷台数は１億6,440万台で前年比6.3％減だった。上位３位は前年と変わらず、▽ＨＰ、シェア20.5％（前年比0.4ポイント上昇）▽聯想集団（レノボ）、19.9％（2.4ポイント上昇）▽デル、13.7％（1.4ポイント上昇）──だった。４位アップル（前年６位）、５位ＡＳＵＳ（前年４位）に続き、宏碁（エイサー）はシェア8.9％（1.1ポイント下落）で６位と、前年より１ランク順位を下げた。
アップルは、新しいMacBook販売が好調で、米国需要にも支えられた。ＡＳＵＳは、昨年第４四半期のノートＰＣ出荷台数が前期比７割増えたが、通年でアップルに届かなかった。エイサーは、欧州市場でレノボ、米国市場でＨＰやデルに阻まれ、昨年出荷が前年比16.6％減少した。
