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中国人の台湾旅行客削減、航空各社が減便


ニュース 運輸 作成日:2016年2月18日_記事番号:T00062031

中国人の台湾旅行客削減、航空各社が減便

 中国は3月20日から6月末まで中国人観光客の台湾への渡航を3分の1に削減するとしていた政策を一部緩和する意向を示したもようだ。しかし、航空各社は中国人客の利用が多い路線を3月から減便したり、機種を小型機に変更したりするなど、じわじわ影響が出始めている。18日付工商時報が伝えた。

 中華航空(チャイナエアライン)は、中国人客の利用が多い路線に投入する機体を小型機に切り替える。遠東航空(ファーイースタン航空)は3月から馬公~青島・瀋陽、高雄~桂林のチャーター便の運航を取りやめる。復興航空(トランスアジア航空)は台中~瀋陽線を週2便から週1便に減便する。長栄航空(エバー航空)は現時点で中国便変更はないとしている。

 中国側でも中国東方航空(チャイナ・イースタン・エアラインズ)、中国南方航空(チャイナ・サザン・エアラインズ)などが減便を検討しているもようだ。

 一方、福建省から4月以降に台湾に向かう予定だった客船8便も運航中止が決まった。

 中国側の台湾旅行引き締めは、春節(旧正月)後に二線都市(省都や地方中核都市)でツアー旅行の台湾渡航枠が大幅に復活したほか、個人旅行客は制約を受けないことが確定し、当初懸念されたよりも小幅な引き締めにとどまっている。