台湾金融管理学会と週刊誌「今周刊」が17日発表した2015年金融持ち株会社業績評価ランキングによると、国泰金融控股（キャセイ・フィナンシャル・ホールディングス）が4.03ポイントで初めて首位となった。中国などアジアの拠点拡大で「海外戦略」の項目が高ポイントだったほか、「台湾域内戦略」が３年連続で首位だった。18日付工商時報などが報じた。
同ランキングは、金融監督管理委員会（金管会）が金融機関のアジア進出を奨励していることから、今年から評価項目に「海外戦略」が加わった。このほか、▽台湾域内戦略▽財務評価▽経営品質▽コーポレートガバナンス（企業統治）──を合わせた５項目。
過去３年連続で首位だった富邦金融控股は3.8ポイントで２位に下落した。３位以下は、▽中国信託金融控股（中信金、ＣＴＢＣフィナンシャル・ホールディング）、3.54ポイント（前年と同順位）▽玉山金融控股（Ｅサン・フィナンシャル・ホールディング）、3.24ポイント（１ランク上昇）▽兆豊金融控股（メガ・フィナンシャル・ホールディング）、3.23ポイント（１ランク下落）──だった。
