ニュース 金融 作成日:2016年2月18日_記事番号:T00062034
兆豊国際商業銀行(メガ・インターナショナル・コマーシャル・バンク)の蔡友才董事長は17日、中国経済の成長が鈍化する中、同国の構造改革には時間が必要との見方から対中エクスポージャーの引き下げを図った結果、ピーク時の1,700億台湾元から1,500億元(約5,100億円)まで減少し、純資産に占める比率も95%から過去最低水準の69%まで低下したと説明した。18日付経済日報が報じた。
蔡董事長はまた、海外部門およびオフショア銀行部門(OBU)の利益が全体の60%近くを占め、世界96カ国に対するエクスポージャーが1兆3,400億元に上る兆豊銀では世界市場の動向も注視していると述べ、各国の情勢を基に15カ国については新規融資を凍結、9カ国についてはエクスポージャーの引き下げを図っていると語った。
なお蔡董事長は世界の金融市場において今年、注目すべき点として、▽中国の経済政策▽人民元相場▽原油価格の反転時期▽米ドル高の持続▽新興市場における資金流出▽欧州中央銀行(ECB)の追加金融緩和▽日本経済の動向▽中南米諸国の債務問題──の8項目を挙げた。
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