中国の求人求職サイトの情報を基にした現地報道によると、鴻海精密工業の子会社、富智康集団（ＦＩＨモバイル）など100社近くが、春節（旧正月、2016年は２月８日）明けに人手不足から平均月給を3,000～5,000人民元（約５万2,400～８万7,400円）と約20％引き上げ、10万人近くを募集している。18日付工商時報が報じた。
ＦＩＨモバイルは、給与引き上げのほか、ブルーカラー労働者に手当てを１カ月当たり300人民元支給したり、４人部屋の社員寮や社員食堂を提供している。
労務仲介業者は、春節明けは例年ブルーカラー労働者が最も不足する時期だと指摘。春節に里帰りした労働者が出稼ぎを続けるか考えるのは、元宵節（旧暦１月15日）を過ぎてからで、半数以上が職場復帰しないと話した。
