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ASUS、スマホ出荷目標を下方修正【表】


ニュース 電子 作成日:2016年2月18日_記事番号:T00062047

ASUS、スマホ出荷目標を下方修正【表】

 華碩電脳(ASUS)の沈振来(ジェリー・シェン)執行長は17日に開かれた業績説明会で、今年のスマートフォン出荷目標を2,500万台へと当初より16.7%引き下げると表明した。「ZenFone」第3世代機種発売の遅れや為替相場の変動による影響が理由だ。18日付経済日報が報じた。


沈執行長は、第1四半期のスマホ出荷は400万台で前期比38.5%減少する見通しだが、黒字維持を目指すと語った(17日=中央社)

 沈執行長は、ZenFone第3世代機種は製品の完成度を重視しているため、発表が6月に開かれる台北国際電脳展(コンピューテックス台北)にずれ込むとの見方を示した。その上で、「当社は厳しさを増す競争の中で勝機を見いだす」と語り、今年、世界のスマホブランドでトップ10位内に入るという目標に変わりはないと強調した。

 一方、呉長栄財務長は、同社では新興市場向けスマホ出荷割合が10%を超えているが、南米および東南アジア諸国連合(ASEAN)市場で為替変動の影響を受けていると説明した。

AR・VR製品投入へ

 また沈執行長は、「今年はイノベーションにより厳しい経済環境に立ち向かう」と語り、年内に同社初となる拡張現実(オーグメンテッド・リアリティー、AR)およびバーチャルリアリティー(VR)関連製品を投入すると表明した。当初はフェイスブックなど世界的大手企業との提携を計画している。