ニュース 商業・サービス 作成日:2016年2月22日_記事番号:T00062086
台湾でも資源のリサイクルが奨励され、ゴミの分別が進んでいるが、最近、リサイクル資源価格が大幅に下落しており、利益を確保できずに撤退する回収業者が昨年以降、100社近くに上っている。これにより各県市の資源回収場には集められた資源が山積みとなっており、収容し切れなくなる懸念が生じている。21日付自由時報が報じた。
リサイクル資源の卸売業者によると、古紙価格はかつての1キログラム当たり5台湾元(約17円)から現在は同3〜4元に下落。下落幅は比較的小幅にとどまっているが、金属類とプラスチック類は大幅な下落を見せており、2008年以前は1キロ当たり約230元に上った銅は現在100元に、ピーク時は1キロ11〜12元だった鉄も同3元まで下がっている。
一方、ペットボトルもかつては1個1元で売れたが、現在では環境保護署(環保署)の補助金が減らされたこともあり、1キロ5元まで低下。これは20個以上を集めてようやく5元が手にできる計算となる。
ただ、原油価格の下落と不景気が続く中、業界関係者は「今年も状況は悪くなるばかり」と悲観的な見方を示した。
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