交通部観光局の統計によると、2015年の訪台外国人旅行者は前年比5.34％増の延べ1,043万9,785人で、過去最高を更新した。20日付工商時報などが報じた。
馬総統（中）は記念式典で、就任８年で訪台外国人旅行者は2.8倍に増えており、観光業は今後、価値向上を目指してほしいと訴えた（観光局リリースより）
昨年の訪台旅行者は国・地域別で多い順に、▽中国、418万4,102人（前年比4.94％増）▽日本、162万7,229人（0.46％減）▽香港・マカオ、151万3,597人（10.02％増）▽韓国、65万8,757人（24.84％増）──。韓国は伸び率が最大だった。
国際観光収入は前年比2.02％増の4,528億台湾元（約１兆5,300億円）だった。
馬英九総統は、訪台旅行者の入境手続き簡素化やビザ免除国・地域の拡大などが貢献したと強調した。
また馬総統は、訪台中国人旅行者が増えたものの、消費額は低いと誤解が多いが、観光局の統計によると、中国人、日本人ともに１日当たり消費額は240米ドル余りで大差はないと指摘。中国人は買い物、日本人は宿泊がメーンだと語った。
