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薬価引き下げ、約7400項目【表】


ニュース 医薬 作成日:2016年2月22日_記事番号:T00062100

薬価引き下げ、約7400項目【表】

 衛生福利部中央健康保険署(健保署)は19日、2016年度の薬価見直しを発表し、7,392項目の薬価が引き下げられた。4月から実施され、健保給付は31億8,000万台湾元(約110億円)削減される見通しだ。削減幅は2.1%で、過去2年に比べれば小幅だった。20日付聯合報が伝えた。


14年以降に薬価が引き下げられた医薬品は計2万項目以上に達する(19日=中央社)

 引き下げ対象には、処方が多い高血圧治療薬の「ノルバスク(脈優)」、高脂血症治療薬の「ロスバスタチン(冠脂妥)、抗血小板薬の「プラビックス(保栓通)」などが含まれる。

 健保署担当者は「薬価引き下げで患者の自己負担分も軽減される。節減分は新薬導入、一部医薬品の給付基準緩和、診療点数の上積みに充てる」と説明した。

 台湾医療改革基金会(医改会)の朱顕光副執行長は「医薬品はIT製品と同様に発売から一定期間が経過すれば価格が下がるものだが、病院側は便乗して処方薬を変更すべきではなく、医師の専門性を尊重すべきだ」と指摘した。