ニュース 政治 作成日:2016年2月23日_記事番号:T00062109
民進党の高志鵬立法委員が中華民国の国父(建国の父)として各地に掲げられている孫文の肖像画を撤去すべきとする法改正を提唱し、論議を呼んでいる。
蘇嘉全立法院長は22日、高立法委員の考えを尊重するとのみコメントした(22日=中央社)
高立法委員は「中華民国国章・国旗法」「宣誓条例」などを改正し、政府機関、学校、軍施設などに孫文の肖像画を掲げる規定を廃止することを提案している。
高立法委員は「国家主権の象徴は国旗と国家だ。民主主義の定着で、孫文の肖像画は必要なくなったと考え、法改正を考えた」と説明した。
蔡英文次期総統は、現行法に従えば、5月の就任式に孫文の肖像画に敬礼することになるが、蔡次期総統は肖像画撤去問題をめぐる記者団の質問には答えなかった。
民進党の立法委員からは「正義のモデルチェンジの一環で、皆で討論可能な議題だ」「国父の肖像画は封建的観念で、現在の民主国家には必要性がない」などとおおむね好意的に受け止められている。
中華民国の歴史がすなわち党の歴史である国民党は当然強く反発。黄敏恵主席代行は「民進党は中華民国からの脱却を図っている」と批判。国民党主席選に出馬する洪秀柱氏は「家のある祖先の位牌を全て捨てられるというのか」と批判した。
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