ニュース 食品 作成日:2016年2月23日_記事番号:T00062120
米ハーバード公衆衛生大学院が学術誌『Environmental Health Perspectives』で発表した研究論文によると、ポリカーボネート(PC)製のプラスチックボトルは加熱した飲料だけでなく、冷蔵飲料でも果汁、茶など酸性飲料を注いだ場合、液体中に有害物質のビスフェノールAが溶け出す可能性があることが明らかとなった。なお水を入れる場合、問題はないという。23日付聯合報が報じた。
同論文によると、PC製のプラスチックボトルを使用して1週間、冷蔵飲料を飲み続けた場合、ステンレス製ボトルを使用した場合に比べ被験者の尿に含まれるビスフェノールA濃度が平均69%上昇した。
健康に関する社会問題に取り組む財団法人、董氏基金会・食品栄養センターの許恵玉主任は、ビスフェノールAは人体のホルモンバランスをかく乱し、長期にわたり摂取し続けると生殖能力や発育に影響が出る恐れがあるほか、肥満や糖尿病、心血管疾患につながる可能性もあると警告している。
またプラスチック素材のボトルは洗浄の際に傷が付きやすいこともリスクの増大につながるとして、許主任は、洗う場合には金属製や硬い素材のたわしを避け、中性洗剤を使用するよう提言している。
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