ニュース 金融 作成日:2016年2月24日_記事番号:T00062144
中央銀行(中銀)が23日発表した2015年第4四半期の国際収支統計によると、金融収支は220億4,000万米ドルの赤字で過去最大、赤字は22四半期連続となった。経常収支は200億1,000万米ドルの黒字で、国際収支は13億4,000万米ドルの黒字だった。中銀は、経常収支が黒字で、金融収支が赤字なのは、日本、韓国、中国など、台湾に限らず輸出中心の国・地域でよくみられることと強調した。24日付工商時報が報じた。
金融収支は、▽直接投資▽証券投資▽その他投資──などから成る。昨年第4四半期のその他投資は46億8,000万米ドルの純流出で、銀行の海外からの借入金返済が押し上げた。直接投資の純流出は29億7,000万米ドルだった。証券投資は148億7,000万米ドルの純流出に縮小し、うち保険会社など居住者による海外証券投資が144億5,000万米ドル、外国人投資家など非居住者による証券投資が4億1,000万米ドルだった。
昨年の金融収支も680億4,000万米ドルの赤字で過去最大だった。中銀関係者は、資金を台湾にとどめ、呼び込むには投資環境を改善しなければならないと語った。昨年の経常収支は761億7,000万米ドルの黒字で、国際収支は150億1,000万米ドルの黒字だった。
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