ＩＣ設計大手、聯発科技（メディアテック）の謝清江副董事長は、スペイン・バルセロナで開かれているモバイル業界の見本市、モバイル・ワールド・コングレス（ＭＷＣ）で記者団の取材に応じ、自動車の先進運転支援システム（ＡＤＡＳ）の開発に着手したことを明らかにした。24日付蘋果日報が伝えた。
謝副董事長はまた、スマートフォン市況について、中国の通信事業者による補助金支給で、今年上半期のスマホ市場は予想よりも好調だったとし、第２四半期も好調持続が見込まれることから、先行きを「やや楽観している」と説明した。
メディアテックは今年、モバイルデバイス分野やモノのインターネット（ＩｏＴ）分野で２桁台の増収を見込んでおり、通期で10％の増収を維持できるとみている。ただ、価格競争による利ざや縮小で、携帯電話向けＩＣの増収率は10％を下回る可能性があるとした。
