ニュース 電子 作成日:2016年2月24日_記事番号:T00062155
ファウンドリー世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)では、クアルコムやブロードコム、エヌビディアといった世界的大手チップサプライヤーがパソコン市場の低迷や経営戦略の転換により発注量を減らす中、今年は、晨星半導体(Mスター・セミコンダクター)や立錡科技(リッチテック・テクノロジー)など相次いで同業買収を進めてきた聯発科技(メディアテック)からの発注量が大幅に増える見通しで、同社が最大顧客になるとみられる。24日付電子時報などが報じた。
メディアテックは今年、「P20」、「X25」、「X30」といったスマートフォン向けチップソリューションを市場に投入するほか、TSMCの10/16ナノメートル製造プロセス採用を表明している。先進プロセス導入に慎重な他の世界的大手チップサプライヤーとは対照的に、メディアテックはTSMCとの関係をますます強固なものとしている。
なおメディアテックは「P20」について、TSMCの16ナノFFC(FinFET Compact)プロセスを採用し、早ければ下半期に量産に入るとの見通しを示している。
このほか中国の国有半導体大手、紫光集団傘下のIC設計企業、展訊通信(スプレッドトラム・コミュニケーションズ)はこのほど、64ビットのオクタコア(8コア)SoC(システム・オン・チップ)がTSMCの16ナノプロセスを採用して既に量産段階に入ったと発表した。スプレッドトラムにとって初の16ナノ製品となり、第2四半期にも同SoCを搭載したスマホが発売される見通しだ。
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