ニュース 農林水産 作成日:2016年2月25日_記事番号:T00062166
行政院農業委員会(農委会)の沙志一副主任委員は24日、漁船の違法操業に対する罰金を現在の最高60万台湾元から一気に3,000万元(約1億円)まで引き上げることを柱とする遠洋漁業発展条例案を3月末にも立法院に提出することを明らかにした。25日付工商時報が伝えた。
背景には欧州連合(EU)が昨年10月、台湾漁船による違法操業にイエローカードの警告を行い、半年以内に改善措置を講じるよう求めたことがある。状況に改善が見られず、レッドカードの警告が出た場合、台湾産水産物の欧州への輸出が禁止される可能性がある。
農委会はまた、6月末までに遠洋漁船に業業資源管理のための電子システム設置を求めることも決めた。このほか、台湾の遠洋漁船1,000隻余りの水揚げ先を現在の世界41カ所から27カ所に削減し、漁業行政当局が係官を派遣するか、第三者機関に委託する形で、乗船検査を行う。
農委会は法整備の動きをEU側に説明し、4月1日以前にレッドカードの警告を行わないよう求めることにしている。
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