ニュース 電子 作成日:2016年2月25日_記事番号:T00062183
ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の16ナノメートル製造プロセスは今年、アップルのほか聯発科技(メディアテック)、中国の深圳市海思半導体(ハイシリコン・テクノロジーズ)、展訊通信(スプレッドトラム・コミュニケーションズ)が採用を決めており、同プロセスの生産能力のほぼ全てをアップルと中台IC設計メーカーが押さえている状態だ。25日付電子時報が報じた。
TSMCの先進プロセス主要顧客で、中台IC設計メーカーが大きな比重を占めるのは初めてだ。中台IC設計メーカーの勢力拡大を示しており、TSMCが中国南京市での12インチウエハー工場建設を急ぐ理由でもある。
背景には、メディアテックやハイシリコン、スプレッドトラムが世界の携帯電話用チップ市場でシェアを拡大しており、資金面でTSMCの先進プロセスを採用する余裕がある一方、IC設計世界最大手のクアルコムが発注をTSMCからサムスン電子の14ナノプロセスに切り替えたこと、ブロードコムやエヌビディア、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)など世界的大手チップサプライヤーがパソコン市場の低迷を受け、TSMCへの発注を鈍化させていることがある。
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