ニュース 社会 作成日:2016年2月26日_記事番号:T00062188
「女性に踏みつけられたい」という性的願望を持つ男子大学生が、同様の嗜好(しこう)を持つグループに加入し、金を払って実際にハイヒールを履いた「女王様」に踏みつけてもらうプレーを体験したものの、思った以上にハードだったことから、後日、女性を傷害罪で刑事告訴した。しかし検察は、原告は事前に踏みつけられることに同意していたとして不起訴とした。
男子学生によると、「女王様」の踏みつけ料金は2,000台湾元だったそうだ(台湾踩踏俱楽部フェイスブックページより)
検察の調べによると昨年8月、高雄市の大学に通うある男子学生は、同様の嗜好を持つ者が集うグループ「台湾踩踏俱楽部(踏みつけクラブ)」の主催者、女王様役の女性と共に実際のプレーを体験しようと新北市のホテルに集まった。
ホテルの一室に入ると男子学生は上半身裸になった状態で床に仰向けになって寝転んで「じゅうたん」と化し、プレーが始まった。女性はまず、金色の厚底靴を履いて男性の体を踏みつけた後、かかとの高さが約9センチメートルはあろうかというピンヒールに履き替えた。
これを見た男性はおじけづき、休憩を申し出たが、女王様は「じゅうたんに休憩は不要」と却下。既にあざでいっぱいになった男性の体を極細ヒールで荒々しく何度も踏みつけ、あまりの痛みに男性は流血しながら叫び声を上げた。
その後、男性は「痛いからやめてくれと言ったにもかかわらず、踏みつけられ、傷を負った」などとして女王様役の女性を告訴したが、彼女は「プレー前に傷が残らない保証はないと説明していたし、最中に制止されることもなかった」と反論。さらに男性から後日、再度プレー予約が入ったと指摘した。
検察によると、当時の様子を撮影した動画でも、男性は「やめて」と言いつつも自ら床に横になり、女性の指示に従った上、終了後に「女王様、ありがどうございます」と語っていたことなどから、両者間に合意があったとして不起訴とした。
樹徳科技大学人類性学研究所の林燕卿所長は、性的嗜好は人によってさまざまで、海外には会員制のSMクラブも多数存在すると指摘。しかし、心肺蘇生法(CPR)を含め十分な訓練を積まなければ非常に危険だと警告している。台北栄民総医院家庭医学部の頼志冠医師も、ハイヒールで踏まれれば、最悪の場合、肋骨(ろっこつ)が折れて骨が肺に突き刺さり、死亡に至る可能性もあると注意を呼び掛けている。
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