ニュース 石油・化学 作成日:2016年2月26日_記事番号:T00062199
台湾の加工糸メーカーは、原料であるエチレングリコール(EG)、高純度テレフタル酸(PTA)の値上がりや台湾南部地震による一部メーカーの減産を受け、このほど価格を単位当たり2米ドル前後引き上げた。市場関係者は加工糸メーカーの第2四半期に7%以上の増収を達成できると予想している。26日付工商時報が伝えた。
市場関係者は特に宏益繊維工業、聯発紡織繊維(ランファ・テキスタイル)などの収益性向上が有望だとみている。
加工糸メーカーはスポーツブームを追い風に昨年は出荷量と価格が上向き、前年比で業績が大幅に改善していただけに、今年も業績拡大が続きそうだ。
ポリエステル繊維大手の力麗企業(リーリー・エンタープライズ)は「原料値上がりで、製品価格が1~2米ドル上昇している。スポット受注の増加で設備稼働率は以前の60%から75%へと改善した」と説明。原料価格の動向からみて、第2四半期にも追加値上げの余地があると予想した。
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