ニュース 石油・化学 作成日:2016年2月26日_記事番号:T00062200
中国・福建省の古雷半島の石油化学プラント建設計画について、李長栄化学工業(LCYケミカル、栄化)も出資を取りやめるとの観測が出ている。もし事実ならば、2014年2月に出資を取りやめた台橡(TSRC)、国喬石油化学(グランド・パシフィック・ペトロケミカル)に続く台湾3社目の撤退となる。李謀偉LCY董事長は、プロジェクトチームが広報の統一窓口だと説明し、事実確認を避けた。26日付蘋果日報が報じた。
古雷半島の石油化学プラント建設計画は投資額3,000億台湾元(約1兆円)以上で、和桐化学が主導し、台湾聚合化学品(USI)、亜洲聚合(アジア・ポリマー、APC)といった台湾の石化大手や中国の中国石油化工集団(シノペック)が主要株主となっている。
2014年1月に経済部の認可を受けた同計画は来年1月に投資完了の期限を迎えるが、依然、着工しておらず、LCYはスケジュールの大幅な遅れを理由に撤退意向を示しているとされる。
なお李董事長は、国際原油価格はこれ以上下がらないと予測、今年の同社の業績は前年より良くなるとの見方を示した。
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