ニュース 社会 作成日:2016年3月1日_記事番号:T00062214
台中市で日本統治時代の1911年(明治44年)に建設された「台中市役所」が27日、2年間の改装工事を終えて、日本式のレトロチックな雰囲気と、飲食や芸術作品を楽しめる空間としてリニューアルオープンし、大勢の観光客が訪れた。
甦った白亜の庁舎は、台中市中心部の新たな観光スポットとなりそうだ。台湾鉄路(台鉄)台中駅から徒歩10分の訪れやすい場所にある(YSN)
台中市役所は当時の台中州に属した台中市の行政庁舎として20年から使用され、辰野式バロック建築の大きな丸屋根を持つ白い建物は、日本統治時代の台湾で最も美しい行政庁舎と称された。戦後は陸軍や国民党による使用を経て、台中市政府が庁舎として利用してきたが、99年の台湾中部大地震で屋根や壁が損壊したため、総額6,100万台湾元(約2億円)をかけて最近2年間を含め複数回の改修工事を行ってきた。
台中市役所は地上3階、地下1階で、英国式喫茶店チェーンの古典玫瑰園(ローズハウス・ティー&アート)が市文化局より運営を委託された。1階のレストラン「CAFE 1911」と「昭和沙龍」では、日本式の軽食や、ドリンクやデザートを楽しめる。ドリンクは、日本統治時代から現在まで使われている台中市の市章が入った昔風のガラス瓶で提供される。
2階と3階は芸術センターとして、台湾の若手芸術家の彫刻や映像作品などを展示し、無料で参観できる。
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