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1月小売業売上高、寒波で同月過去最高【図】


ニュース 商業・サービス 作成日:2016年3月1日_記事番号:T00062223

1月小売業売上高、寒波で同月過去最高【図】

 経済部統計処が26日発表した1月の小売業売上高は前月比0.9%増、前年同月比6.9%増の3,627億台湾元(約1兆2,200億円)で、同月の過去最高だった。春節(旧正月、2016年は2月8日)に向けた需要に加え、同月下旬の記録的大寒波の襲来で、冬物衣料などがよく売れたためだ。27日付工商時報が報じた。

 小売業の1月売上高のうち、総合商品小売業は前月比3%増、前年同月比14%増の1,026億元だった。百貨店、スーパーマーケット、量販店が前年同月比で軒並み2桁成長だった。無店舗販売業は、寒さでインターネット通販の利用が増え、前月比2.9%減、前年同月比8.4%増の201億元だった。

 飲食業の1月売上高は前月比4.7%増、前年同月比7.5%増の376億元で、同月では過去2番目だった。春節前の尾牙(忘年会)などで外食が増えた。

 一方、卸売業の1月売上高は8,060億元で前月比3.6%減、前年同月比6.1%減で、12カ月連続の前年割れだった。うち、機械器具業は日本からの液晶テレビ、ノートパソコン調達減少などで、前月比5.6%減、前年同月比10.3%減の3,121億元だった。建材業は、鉄鋼価格下落が購買意欲に影響し、前月比11.5%減、前年同月比13.1%減の601億元だった。薬品および化粧品業は春節前の在庫補充で、前月比0.4%増、前年同月比11.9%増の358億元だった。

 楊貴顕・統計処副処長は、春節休暇で営業日が少ない上、世界経済の成長鈍化、原材料価格低迷で、卸売業の2月売上高はマイナス成長が続くと予測した。小売業については、春節連休明けに食品や日用品の需要が減るが、春節連休、228和平紀念日(2月28日)連休などは食品、家電、衣料が伸び、2月売上高は前月並みと予測した。