宏達国際電子（ＨＴＣ）は29日、バーチャルリアリティー（ＶＲ）対応ヘッドマウントディスプレイ（頭部装着ディスプレイ、ＨＭＤ）「HTC Vive」の予約を台湾、日本、米国など世界24カ国・地域で開始した。台湾での販売価格は２万8,288台湾元（約９万5,500円）。29日付工商時報などが報じた。
「Desire」新モデルは吹き付けの背面デザインが特徴だ（同社リリースより）
「HTC Vive」の米国販売価格は799米ドル。オキュラスが３月末に発売予定の「オキュラス・リフト」より200米ドル高く、対応ゲームソフトが少ないことなどから、今年の出荷量がオキュラス・リフトと並べば成功と言えそうだ。オキュラス・リフトの今年の出荷量は50万セットとみられている。
また、ＨＴＣは26日台湾で、ミドルエンドのスマートフォン新機種「Desire 530」を発売した。価格は4,990元で、同社の第４世代移動通信サービス（４Ｇ）対応機種で初めて5,000元を切った。
ＨＴＣは昨年上半期「Desire」シリーズが5,000～１万元の価格帯で市場シェア４割に達した。
