ニュース 社会 作成日:2016年3月2日_記事番号:T00062244
インターネット上で最近、高雄市寿山動物園で飼育されているタイワンツキノワグマが、2本の後ろ足で立つ姿が「あまりにも完璧過ぎる」と話題になっており、あまりの見事さに「中に人間が入った着ぐるみ(人体着用ぬいぐるみ)じゃないか」との疑惑まで生じている。これに対し陳菊・高雄市長が素早く反応し、自身のフェイスブックページに「当市ではオスカー級の演技力を持っていても、安全を無視したアルバイトは認めない」とユーモアを効かせて否定。その上で「寿山動物園へ来て自分の目で確かめてほしい」とアピールした。
波比は身長200センチメートル、体重150キログラム。横から見ると痩せて見えるが、正常な体型だという(中央社)
話題になっているのは、寿山動物園で2004年に誕生したタイワンツキノワグマの「波比(ボビー)」(12歳・オス)。ネットユーザーが先週末の連休に同動物園を訪れて波比を見ていたところ、突然立ち上がり、その姿が人間にそっくりだったことから写真を撮影し、ネット上の掲示板にアップロードした。
これを見た他のネットユーザーからは「アルバイトを雇って演じさせているに違いない」「あの足の形は人間だ」などと本物のクマかを疑うコメントが相次いだ。さらに動画投稿サイト、ユーチューブにアップロードされた動画では、波比がしっかりと歩く様子が記録されており、さらに疑惑は深まった。
寿山動物園は、クマ科の動物はエサを探す、何かによじ登る、警戒する、脅威を感じたといった場合に立ち上がることは珍しくなく、2〜3分間立ち続けることもあると説明し、陳市長同様、疑惑を否定した。
とはいえ立ち上がる姿勢は弱点である腹を露出するため、野生のクマが頻繁に立つことはないという。しかし園内で生まれた波比の場合は比較的安心感が強いようで、さらに飼育員との関係も良いこともあってか、毎日のように立ち姿を披露しているそうだ。
疑惑の解消を受けてネット上では「人間がクマを演じているのではなく、クマが人間を演じていたのか」といった結論に落ち着いたようだ。
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