ニュース 社会 作成日:2016年3月2日_記事番号:T00062245
情報セキュリティ大手、シマンテックが1日発表したインターネット脅威レポートによると、台湾ではインターネット犯罪の被害者が389万人で、昨年のネット犯罪による被害額は340億台湾元(約1,170億円)に上った。シマンテックは、新北市の人口、および台北小巨蛋(台北アリーナ)と台北文化体育園区(通称・台北ドーム)の投資額の合計に相当する規模だと説明した。2日付工商時報が報じた。
同社によると、主なネット犯罪の被害はハッカーによるアカウントやパスワードの乗っ取りで、台湾人の4人に1人が被害者だ。
アンケートでは、85%が「ネット犯罪の被害を懸念している」と回答した。「公共の場のWi-Fi利用は公衆トイレより危険」の回答は65%、「データ漏えい状況が従来より深刻化した」は42%だった。3分の1の人は、「ネット犯罪組織は大部分が海外の組織下にある」と回答した。子を持つ保護者の22%は、「ソフトウエアのダウンロードによるウイルス感染が最も多い」と回答した。
同社は、台湾人の46%がネット犯罪の標的になったことがあるが、41%は自分は標的にならないと考えており、こうした認識がハッカーに隙を与えると警告した。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722