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ネット犯罪、15年被害額340億元


ニュース 社会 作成日:2016年3月2日_記事番号:T00062245

ネット犯罪、15年被害額340億元

 情報セキュリティ大手、シマンテックが1日発表したインターネット脅威レポートによると、台湾ではインターネット犯罪の被害者が389万人で、昨年のネット犯罪による被害額は340億台湾元(約1,170億円)に上った。シマンテックは、新北市の人口、および台北小巨蛋(台北アリーナ)と台北文化体育園区(通称・台北ドーム)の投資額の合計に相当する規模だと説明した。2日付工商時報が報じた。

 同社によると、主なネット犯罪の被害はハッカーによるアカウントやパスワードの乗っ取りで、台湾人の4人に1人が被害者だ。

 アンケートでは、85%が「ネット犯罪の被害を懸念している」と回答した。「公共の場のWi-Fi利用は公衆トイレより危険」の回答は65%、「データ漏えい状況が従来より深刻化した」は42%だった。3分の1の人は、「ネット犯罪組織は大部分が海外の組織下にある」と回答した。子を持つ保護者の22%は、「ソフトウエアのダウンロードによるウイルス感染が最も多い」と回答した。

 同社は、台湾人の46%がネット犯罪の標的になったことがあるが、41%は自分は標的にならないと考えており、こうした認識がハッカーに隙を与えると警告した。