グーグルのモバイル端末用最新ＯＳ（基本ソフト）、「アンドロイド6.0」が指紋認証機能を正式にサポートしたこと、および世界でモバイル決済の普及が進む中、指紋による認証が最良の個人識別方式とされていることから、アンドロイド搭載スマートフォンの大手ブランドが今年発売するほぼ全てのミドル〜ハイエンド機種に指紋認証機能を搭載している。２日付工商時報によると、指紋認証センサーを手掛ける敦泰電子（フォーカルテック・システムズ）、義隆電子（ＥＬＡＮ）は既に大手ブランドから大規模受注を獲得しており、今年の業績好調が見込まれる。
観測によると、華為技術（ファーウェイ・テクノロジーズ）、中興通訊（ＺＴＥ）、聯想集団（レノボ）といった中国のスマホブランドは最近、指紋認証センサーの新規調達を開始しており、フォーカルテックやＥＬＡＮはこうした大手ブランドのサプライチェーン入りを果たし、第２四半期より量産、出荷を開始する。第３四半期の単月出荷量は100万個を超えると予測されている。
