ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

蔡次期総統、民進党主席の続投決定


ニュース 政治 作成日:2016年3月3日_記事番号:T00062272

蔡次期総統、民進党主席の続投決定

 蔡英文次期総統は2日、5月20日の総統就任後も民進党主席を続投することを決めた。公約実現のために党主席の兼任が必要と判断した。3日付聯合報が報じた。


蔡次期総統が党主席を続投しない場合、5月第4週に党主席改選を行う必要があり、蔡氏の総統就任直後のため、続投決定には政情不安定化を回避する狙いもあったみられる(2日=中央社)

 民進党の中央執行委員会(中執会)は2日、副総統や行政院長、中央政府の各部会首長などによる、同党中央常務委員会(中常会)の中常委員などの党職兼任を免除する党規約改正を可決した。政治改革に向けた行政の中立性保持が目的だが、中執会構成員の管碧玲中常委員は、党規約改正により中常会に行政系統の構成員がいなくなり、中央政府と党の足並みが乱れる恐れがあるとして、蔡次期総統の党主席兼任を求める臨時動議を提出した。

 蔡次期総統は当初、態度を保留していたが、党内各派が党主席兼任を支持したことを受け、同意した。

 なおインターネット上では、蔡次期総統は2009年に馬英九総統が国民党主席を兼任した際に中央政府の中立性が喪失するなどと批判していたが、自身も同じ轍を踏んでいるとの批判も出ている。