ニュース 電子 作成日:2016年3月3日_記事番号:T00062288
第1四半期の大型液晶パネル出荷量は前年同期比8%減少し、2009年以降で初の前年割れになるとの予測が2日、市場調査会社のIHSより示された。在庫過剰による需要鈍化が響くとの見方で、中国の大手テレビメーカー6社の同期のテレビ用パネル調達量が前期比37%減、前年同期比15%減となり、韓国のサムスン電子とLGエレクトロニクスの同期のテレビ用パネル調達量も微減となるとの予想から、群創光電(イノラックス)と友達光電(AUO)の出荷が打撃を受ける見通しだ。3日付経済日報が報じた。
IHSによると、昨年の大型パネル出荷量は6億9,400万枚で前年比4%減少した。通貨安で新興市場のテレビ需要が予想を下回ったことなどが原因だ。IHSのアナリストは、北米や欧州のパネル在庫水準は依然高く、今年のテレビ用パネル需要が減退し続けていると指摘。パネルの平均販売価格が生産コストに迫っており、パネルメーカーは赤字拡大を避けるため設備稼働率を下げると予想した。
パネルの供給過剰は現在ノートパソコン用が最も深刻で、ノートPC用パネルの第1四半期出荷量は4,090万枚と前年同期比14%減少する見通しだ。
証券会社は、イノラックスとAUOの第1四半期の営業赤字は前期比で拡大すると予想した。
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