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「台北車站」の文字撤去、「都市美学」に配慮


ニュース 運輸 作成日:2016年3月4日_記事番号:T00062303

「台北車站」の文字撤去、「都市美学」に配慮

 台北市政府が台北駅や北門周辺の美観を損ねているとして、屋外広告の整理を命じる中、同市の林欽栄副市長は3日、台北駅の屋根部分に掲げられた「台北車站(台北駅)」という文字もルールに触れる恐れがあるとして、台湾鉄路(台鉄)に撤去を求めた。これに対し、台鉄側も応じる姿勢を見せている。4日付中国時報が伝えた。

 
改修中の台北駅。台鉄のロゴのみが残される見通しだ(3日=中央社)

 現在台北駅では屋根部分の補修工事が行われており、「台北車站」の文字は取り外されている。台鉄局は工事終了後も取り外した文字を元には戻さず、南北方向の出入り口付近にのみ、駅名表示を残す方針だ。

 一連の美観論争は、柯文哲台北市長が古跡である北門付近に屋外広告があふれ過ぎだとして、「これが中華民国の美学だ」などと批判したことがきっかけだった。

 台北市政府都市開発局は3日、台北駅周辺の広告取り締まり計画を発表し、規定範囲内に新たに屋外広告を設置する場合には、都市設計審議委員会による審議を受けるよう義務付けた。