４日付経済日報が日本メディアの報道を基に伝えたところによると、鴻海精密工業の郭台銘（テリー・ゴウ）董事長が３日に訪日し、同社が買収を目指すシャープとの最終協議を進めており、早ければ７日にも契約を締結するとみられる。
報道に対し鴻海はコメントを控えており、郭董事長のスケジュールについても明らかにしなかった。
なお、アップルがスマートフォン「iPhone」のディスプレイにおける有機発光ダイオード（ＯＬＥＤ）パネル導入を前倒し、サムスン電子が同パネルを独占受注するとの観測が出ており、シャープ買収によりアップルとの関係強化を目指す郭董事長は、自ら交渉に乗り出すことで早期に合意を達成したい考えではないかと業界ではみられている。
