ニュース 運輸 作成日:2016年3月8日_記事番号:T00062354
台北駅と桃園国際空港などを結ぶ台湾桃園国際機場捷運(桃園空港MRT)の開通が相次いで延期され、3月開業も不可能となったことに関連し、運営会社の桃園大衆捷運(桃園メトロ)は過去4カ月のさまざまなテストで合計4,522件もの異常が発生したことを明らかにした。8日付中国時報が伝えた。
異常は信号トラブル、減震絶縁用ガスケットの大量破損をはじめ、緊急ブレーキ作動後車両が1.33キロメートルも停止しなかったなどさまざまだ。減震絶縁用ガスケットの交換作業は5月中旬までかかる見通しだ。
鄭文燦桃園市長は「システムが安定し、安全上の懸念がないことが開通の基本条件だ」と改めて主張。工事を担当している交通部高速鉄路工程局(高鉄局)に対し、「改めるべきところを改め、交換すべきものは交換してもらいたい」と強く要求した。
ただ交通部は、異常は減少傾向にあり、テストの97.5%は合格基準を満たしていると説明しており、陳建宇交通部長は「桃園大衆捷運はネガティブな批判をやめるべきだ」と反論した。
交通部は1カ月以内に独立した監理調査小委員会を設置し、工事の安全性を全面チェックすることを決めた。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722