ニュース 建設 作成日:2016年3月8日_記事番号:T00062361
米不動産サービス大手、シービーアールイー(CBRE)が7日発表したレポートによると、2015年の台湾からの海外不動産投資額は前年比24%の21億米ドルで、過去最高を更新した。投資先としてはロンドンなど英国が最多でこれに米国、オーストラリアが続いた。物件では商業ビルが60%を占めた。8日付工商時報が報じた。
昨年の海外不動産投資のうち7割が保険会社を含む大手機関、ファンドとなった。なお台湾の保険会社による海外の大型商業ビル買収は、14年8月の国泰人寿保険(キャセイライフ)によるロンドンの中心部に位置するオフィスビル「ウールゲート・エクスチェンジ」買収以降で計7棟、投資額は900億台湾元(約3,100億円)以上、現在の為替レートに換算すると1,000億元を超えている。
また海外不動産投資の増加については、賃貸による利益率が台湾に比べて高いことが主な理由となっている。
今後の見通しについてCBREは、金融監督管理委員会(金管会)が3月初めに開催した座談会で保険業者から海外不動産投資に対する規制緩和を求める声が上がっており、これが実現すれば投資額はさらに拡大する可能性があると予測している。
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