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赤外線LED特許侵害、エピスターがエピレッズを提訴


ニュース 電子 作成日:2016年3月8日_記事番号:T00062366

赤外線LED特許侵害、エピスターがエピレッズを提訴

 発光ダイオード(LED)大手、晶元光電(エピスター)は7日、同社の赤外線LEDに関する特許4項目を侵害したとして、可成科技(キャッチャー・テクノロジー)傘下の同業、光鋐科技(エピレッズ・テクノロジーズ)を提訴したと発表した。エピスターが訴訟を起こすのはこれが初めてで、青色LED事業が不振に陥る中、収益率の高い赤外線LED事業の基盤を固めるための動きと業界ではみられている。8日付工商時報が報じた。

 観測によると、エピレッズは既に訴状を受け取ったが、同社幹部は特許侵害の懸念はないと考えており、裁判で自社の権利を主張する方針とされる。

 セキュリティー、虹彩認証、自動車の暗視機能といった分野に応用される赤外線LEDは現在、エピスター、エピレッズおよび中国の三安光電(三安オプトエレクトロニクス)のみが量産しており、うちエピスターが最大手となっている。しかし、近年、三安光電がエピスターからのエンジニア引き抜きによって技術力を強化しているほか、エピレッズも市場開拓に一定の成果を上げている。