ニュース 金融 作成日:2016年3月9日_記事番号:T00062384
金融監督管理委員会(金管会)は8日までに、華南商業銀行が虚偽の住宅ローン申請に気づかず、過去1年間に34件、合計5億2,000万台湾元(約17億8,000万円)の融資を実行していたとして、同行に罰金300万元の処分を下した。9日付聯合報が伝えた。
金管会は支店名を公表していないが、問題が発覚したのは、華南銀大稲埕支店(台北市大同区)とされる。
虚偽申請は同じ詐欺グループによるもので、住宅を購入した事実はあったが、契約文書や証明書類を偽造し、他人名義で融資上限を上回る融資を受けていた。
問題の住宅ローンの融資実行時期は、2013年11月から昨年2月までの間に集中しており、34件のうち25件は特定の行員が融資実行を担当していた。問題の行員は事件発覚後、内部処分とともに異動となり、既に退職したという。
問題の住宅ローンは当初、利払いが正常だったが、その後焦げ付きが増え、既に2億7,000万元の延滞債権が生じたという。
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